Framework Desktopとは
Framework Desktopは、Framework ComputerがAMD Ryzen AI Maxプロセッサを中心に作った小型のMini-ITXデスクトップで、DIY Editionと、Fedora搭載の完成品のどちらかで販売されます。 DIY Editionではストレージとオペレーティングシステムは購入者が用意し、192GBのユニファイドメモリを選べるのはRyzen AI Max PRO 400シリーズ構成です。
Phoronixによると、FrameworkはRyzen AI Max+ PRO 495搭載の192GB版の予約受付を2026-09-30に開始しました。Frameworkの発表では、すでに保有しているメモリの在庫を使って最初の1バッチのみを受け付け、出荷は11月から始まるとされていました。2026-10-31に確認したFrameworkのストアページは状況が異なります。価格表の下の注記を参照してください。
仕様
プロセッサ
- 詳細:
- Ryzen AI Max+ PRO 495、Zen 5の16コア、ブースト最大5.2 GHz、64 MB L3
電力制限
- 詳細:
- 既定TDPは55W、最大120Wまで設定可能(Phoronix)
グラフィックス
- 詳細:
- 統合型Radeon 8065S、40コンピュートユニット
メモリの選択肢
- 詳細:
- 32、64、128、192GB LPDDR5X。192GBはLPDDR5X-8533
メモリバスと帯域幅
- 詳細:
- 256ビット。192GB版についてFrameworkが示す273GB/s
メモリの増設
- 詳細:
- はんだ付け、増設不可
ストレージ
- 詳細:
- M.2 2280 NVMeスロット×2。完成品は2TB SSD
背面ポート
- 詳細:
- HDMI、DisplayPort×2、USB4(USB-C)×2、USB-A×2、5 Gbitイーサネット、3.5 mmオーディオ
前面の拡張
- 詳細:
- Framework拡張カードスロット×2(USB、オーディオ、カードリーダー、2.5 Gbitイーサネット、250GBまたは1TBストレージ)
PCIeスロット
- 詳細:
- 電気的にはx4。PRO 495構成では先端が開いており、x8やx16のカードもライザーなしで装着可能
サイズと重量
- 詳細:
- 96.8 x 205.5 x 226.1 mm、4.5 L、3.1kg
電源ユニット
- 詳細:
- 400W FlexATX
冷却
- 詳細:
- 120 mm Noctua NF-A12x25 HS-PWMファン(DIYと完成品)
オペレーティングシステム
- 詳細:
- 完成品: Fedora。DIY: 購入者が用意。192GB版ではWindowsは提供されない
保証
- 詳細:
- 1年間の限定保証。PRO 400シリーズ機種には3年保証オプションの記載あり
情報源: Framework Desktopのページ、Frameworkのコミュニティ発表、Phoronix。Frameworkのページには帯域幅の数値がありません。273GB/sは発表に基づくもので、8533 MT/sの256ビットバスと一致します。
価格と入手性
192GB版のFramework Desktopは、DIY Editionで$6,799からです。 メモリ価格は上昇しており、Frameworkは後続バッチの価格がメモリ供給に左右されると述べているため、注文前に最新のページを確認してください。
192GB PRO 495、DIY Edition
- 米国価格:
- $6,799
- 情報源と日付:
- Phoronix 2026-09-30、Frameworkのページ
- 状況:
- 予約受付。EUのDIYページではバッチ1〜2が完売
192GB PRO 495、完成品(2TB、Fedora)
- 米国価格:
- $7,449
- 情報源と日付:
- Phoronix 2026-09-30、Frameworkのページ
- 状況:
- 予約受付。最新のページでバッチを確認
192GB PRO 495、マザーボードのみ
- 米国価格:
- $6,469
- 情報源と日付:
- Frameworkのマザーボードページ、税別の概算合計、2026-10-31確認
- 状況:
- 限定バッチ3、12月出荷
128GB Ryzen AI Max+ 395
- 米国価格:
- $3,449
- 情報源と日付:
- Phoronix 2026-09-30
- 状況:
- 現行モデル
Frameworkの発表は、11月に出荷される最初の1バッチのみと説明していました。2026-10-31に確認したFrameworkのストアページによると、欧州のDIYページでは限定バッチ1と2(11月)が完売、バッチ3は12月と記載されており、米国のマザーボードページではバッチ3が12月出荷でした。予約は返金可能なデポジット(米国のマザーボードページでは$100)で確保でき、30日間の返品保証が記載されています。最新の構成はFramework Desktopのコンフィギュレーターで確認してください。
独立した報道が示すこと
192GB版Framework Desktopの独立したベンチマークやハンズオンレビューは見つかりませんでした。これまでに公開されているのはすべて発表の報道です。 Phoronix(2026-09-30)は、予約価格、192GB LPDDR5X-8533構成、Frameworkが発表した11月の出荷計画を報じています。バッチ3はFramework自身のストアページで12月と記載されています。Guru3D(2026-10-01)は仕様を伝え、LPDDR5XはHBMと同等ではないため、モデルがメモリに収まっても演算スループットが速度の制約になりうると注意を促しています。
性能に関する2つの記述は、測定ではなく、報道されたベンダーの主張です。Wccftech(2026-07-22)は、Frameworkがこのマシン1台でDeepSeek V4-FlashをQ8で動かせると述べたと報じています。Hardware Busters(2026-07-22)は、Q8のGGUFを約162GBとしています。どちらも速度は示していません。コミュニティの発表には、AMDのBIOSパッチによりUSB4のポイントツーポイント通信が約9 Gbpsから約30 Gbpsに向上するとも書かれています。
向いている人と見送るべき人
- 向いている人: 使うモデルが128GBを超えるメモリを必要とし、$6,799以上の予約購入を受け入れられる購入者。
- 向いている人: 修理しやすい標準部品の筐体と、ネットワークカードなどを挿せるPCIeスロットが欲しいLinuxユーザー。
- 見送るべき人: 192GB版でWindowsが必要な人。Frameworkは提供していません。
- 見送るべき人: 実証済みの速度が今すぐ必要な購入者。独立したテストがないため、レビューを待ってください。
- 128GB版を検討してください: 使うモデルが128GBに収まるなら、192GBのDIY Editionの約半額の$3,449です。
同じクラスの代替機
- DGX Spark: 128GBのNVIDIA GB10、CUDA、200Gbpsネットワークを備えますが、192GBの選択肢はありません。
- Ryzen AI Halo: AMD自身のStrix Haloマシン。HotHardwareによればMicro Centerで192GBのPRO 495版が販売されており、128GB版はWindows 11 Proに対応します。
- Minisforum MS-S1 MAX: 395にデュアル10GbEとPCIe x16スロットを備えます。192GBのMS-S1 MAX-P495がMinisforumの米国ストアに掲載されています(最後の確認時点で売り切れ)。
- HP Z2 Mini G1a: 最大128GBの、法人チャネル向けPRO 395搭載機。
- ローカルAIワークステーション: Strix Halo vs. DGX Spark: 全機種の価格を含む、カテゴリ全体の比較。
よくある質問
192GB版のFramework DesktopでWindowsは動きますか?
Frameworkは、192GB版ではDIY Editionも完成品もWindowsを提供しないと述べています。Guru3Dは、だからといってインストールが不可能とは限らないとしていますが、Frameworkはサポートしていません。
後からメモリを増設できますか?
いいえ。LPDDR5Xははんだ付けのため、注文した容量がそのまま最終的な容量になります。
大きなモデルのために、Framework Desktopを2台接続できますか?
FrameworkはクラスタリングにUSB4とオープンなPCIeスロットを挙げ、例として50 GbpsのIntel E810ネットワークカードに言及しています。Hardware Bustersは、Frameworkが192GB機2台を50GbEで接続した実証実験を伝えていますが、製品として出荷されるものではありません。
DeepSeek V4-Flashに関する主張は検証されていますか?
いいえ。Wccftechが報じたFramework自身の発言で、速度の数値はなく、独立した実行も見つかっていません。
192GBのバッチが完売していたらどうなりますか?
2026-10-31に確認したFrameworkのストアページでは、バッチ1と2が完売、バッチ3は12月出荷でした。Frameworkは、後続バッチはメモリのコストと供給に左右されると述べています。返金可能なデポジットで予約リストに登録でき、ストアには30日間の返品保証が記載されています。
