クイック回答
自社ハードウェアでローカル実行するQwenはGDPR準拠です。プロンプトデータがインフラ外に出ず、第44条の第三国転送も発生しません。Alibaba Cloud経由のQwen APIはEU域外クラウドプロバイダーと同様に標準契約条項と転送影響評価が必要です。
更新: 2026-05
重要なポイント
GDPR第44条はEU外の国への個人データ転送を適切な法的根拠なしに禁じています。Qwenをローカル実行する場合、データ転送は発生しません——モデルはお客様の管轄内のハードウェアで全処理を行います。これがローカル展開が最も防御しやすいGDPRポジションである理由です。
Qwenモデル重み(Qwen 2.5、Qwen 3)はApache 2.0で公開されています。ダウンロード、検査、自社サーバーでの永続的な運用が可能で、ライセンスは取り消せません。機密データが外部転送されないことを証明できるため、第25条(プライバシーバイデザイン)を満たします。
OllamaでQwenをローカル実行:汎用14Bモデルはollama run qwen2.5:14b、最新Qwen 3世代はollama run qwen3:8b。Q4_K_Mでどちらも10〜12 GB VRAMが必要。標準的なRTX 3080またはRTX 4070で十分です。
Qwen API(api.qwen.ai、Alibaba Cloud経由)は中国でホストされています。APIを通じて送信される個人データはGDPR第44条の第三国転送です。中国はEUの十分性認定を取得しておらず、個人データを含む利用前に標準契約条款(SCC)と転送影響評価(TIA)が必要です。
これはOpenAI、Anthropic、Google Cloudにも適用される同じ要件です。Qwen固有の問題ではなく、EU外でホストされるすべてのクラウドLLMの構造的な課題です。中国固有の追加リスクは個人情報保護法(PIPL)で、政府要求によるデータ開示を強制できます。これはTIA評価において中国管轄をUS管轄より高リスクと見なす理由となりえます。
Qwen APIを使用しなければならない場合は、非個人データ(公開文書、PIIを含まないコード生成など)のみに限定してください。個人データや業務機密データにはローカル展開を使用してください。
| 展開方法 | データはサーバーを出るか | GDPR第44条は適用か | 必要なアクション |
|---|---|---|---|
| Qwenローカル(Ollama) | いいえ | いいえ | 不要——アーキテクチャが準拠 |
| Qwen API(Alibaba Cloud) | はい | はい | 個人データにはSCC + TIAが必要 |
| Claude / OpenAI(EU地域) | はい(EU内) | 一部 | SCC依然必要;TIAは軽微でも可 |