pcAI Photo Retouchとは
pcAI Photo Retouchは、iPhone、iPad、Mac、Apple Vision向けの写真編集アプリで、開発元によるとAIをクラウドではなく端末内で実行します。開発元のアプリページは、コンテンツクリエイター、不動産業者、カジュアルな写真愛好家向けとしており、アカウント、ログイン、設定は不要で、ボタンをタップするだけで結果が見られると説明しています。
このアプリには3つの名称があります。ドイツのApp Storeでは「Lokale KI Foto Retusche: pcAI」、確認したその他のストアでは「Local AI Photo Retouch: pcAI」、開発元のサイトでは「pcAI Photo Retouch」です。3つとも同じApp Store ID(6751140211)を指します。
入手方法
アプリはApp Storeでのみ入手できます。Android、Windows、Web版は掲載されていません。
プラットフォーム | 入手先 |
|---|---|
| iPhone・iPad | App Store、iOS/iPadOS 16.0以降 |
| Mac | App Store、macOS 12.0以降 |
| Apple Vision | App Store、visionOS 1.0以降 |
| アプリ内課金(日本のストア) | Pro Light ¥150、Pro Infinity ¥600、Starry Night Style ¥300 |
| ウェブサイト | pcAI Photo Retouchのページ |
| プライバシーポリシー | プライバシーポリシー |
| ソースコード | 非公開 |
2026年10月16日に確認したバージョン:1.1.0、最終更新は2026年2月20日。ダウンロードサイズは34.9 MBで、インストールは無料です。
情報源で確認できた機能
以下はすべてApp Storeの説明または開発元のページに基づくもので、独自に検証したものはありません。
- 写真の修復。AIシャープ化で古い写真をより鮮明にし、明るさを補正する機能も記載されています。
- アートスタイル。スケッチ、油絵、ゴッホ「星月夜」風のスタイルを提供します。無料版にはスタイル変換が一部含まれ、「星月夜」スタイルは買い切りで販売されています。
- 書き出しと共有。元サイズでの書き出しは無制限で無料です。編集した画像の共有と書き出しサイズの選択は、サブスクリプション機能として説明されています。
- 操作性。写真の読み込みと入れ替えは無制限です。バージョン1.0.2で追加操作なしにスタイルを直接適用できるようになり、1.0.1でmacOSの画像サイズ自動調整が加わりました。
- 言語。インターフェースは英語、ドイツ語、簡体字中国語に対応しています。
プライバシーと端末内処理
App Storeのプライバシー欄では、開発元はデータを収集しないとされていますが、Appleはこの情報を確認していないと注記しています。開発元のプライバシーポリシー(2026年2月20日施行)は、アプリが個人データを収集・保存・送信せず、ユーザーアカウントもなく、画像をサーバーにアップロードすることはなく、広告SDK、分析SDK、第三者のAIサービスを使わないとしています。
すべての機能は端末内でオフラインで動作すると説明されているため、自分で共有しない限り写真は端末の外に出ません。ポリシーにはアプリ内課金への言及がありません。
📌補足: これらは開発元の申告であり、監査結果ではありません。ソースコードも公開されていません。PromptQuorumはアプリの通信を検査していません。
確認できなかった点
- ソースコードとライセンス。公開リポジトリもライセンス文書も見つからなかったため、プライバシーに関する申告をコードで検証できません。
- モデルと品質。Core MLとNeural Engineは挙げられていますが、モデル、サイズ、学習データの出所は示されていません。PromptQuorumはアプリを実行していないため、修復の品質、速度、バッテリー消費は不明で、OSのバージョン以外にチップやRAMの要件も記載がありません。
- 課金で何が使えるか。説明にはサブスクリプションの共有機能と複数サイズの書き出し機能が出てきますが、掲載されている3つの課金について、どれが何を解放し、どれが自動更新なのかは書かれていません。
- 第三者の評価。掲載にはまだ評価がなく、第三者によるレビューも見つかりませんでした。
競合と代替ツール
Real-ESRGAN
- 対応環境:
- Windows、macOS、Linux
- 価格/ライセンス:
- 無料/Apache-2.0
- 主な違い:
- パソコンで動かすオープンソースの画像アップスケーラー。アートスタイルなし
Draw Things
- 対応環境:
- macOS、iOS
- 価格/ライセンス:
- フリーミアム/クローズドソース
- 主な違い:
- iPhone・Mac向けの端末内画像生成。写真のレタッチではなく画像を生成
Draw Thingsに関する記事(2件)
- Draw Things Review: Local-First Image AI with Optional Cloud更新日 2026年10月9日
- Local Image, Video & Vision Tools Compared (2026): Generation, Vision and OCR更新日 2026年9月20日
その他の言及:
- Genva Review: Free On-Device AI Image Generator for iPhone更新日 2026年10月24日
DiffusionBee
- 対応環境:
- macOS
- 価格/ライセンス:
- 無料/AGPL-3.0
- 主な違い:
- Mac向けにパッケージ化されたStable Diffusionジェネレーター。iPhone版なし
DiffusionBeeに関する記事(2件)
競合の情報は変わりやすいため、価格、ライセンス、対応環境は各アプリの掲載ページで確認してください。
よくある質問
App Storeのサポートやプライバシーのリンクが、現在のページを開かないのはなぜですか?
App Storeは、サポートとプライバシーポリシーについて古いgithub.ioのアドレスを案内しています。そのページには、ページがapps.h53d.xyzに移転したというお知らせしか表示されません。上の表のリンクは移転先を指しています。
開発元は他にもアプリを出していますか?
開発元のサイトには、ほかに15本のアプリが掲載されており、STEP Reviewer、3D Model Viewer、DXF Assistant、CutoutCraftなどがあります。
Real-ESRGANとはどう違いますか?
Real-ESRGANはパソコンで動かすオープンソースのアップスケーラーです。pcAI Photo Retouchはクローズドソースのアプリで、iPhoneとMacで動作し、アートスタイルも適用できます。品質の比較は、情報源からはできません。
総評
pcAI Photo Retouchは、古い写真を端末内で修復したり描き直したりする、シンプルな発想のストアアプリです。無料でインストールでき、アプリ内課金がいくつかあります。一方で実績がなく、保守されていない可能性もあります。2026年2月20日以降は更新がなく、公開元は1者のみで、ソースコードは非公開、モデル名も不明で、評価もまだありません。低コストでオフライン写真修復を試したく、修正が提供されないかもしれないアプリでも構わないiPhone・Macユーザーに向いています。オープンソースで検証もできるツールが必要な方は、まずReal-ESRGANを比較し、購入前にApp Storeのページで新しいバージョンがないか確認してください。
情報源
- App StoreのLocal AI Photo Retouch: pcAI — 説明、バージョン履歴、アプリ内課金、プライバシー表示、対応環境。2026年10月16日に米国、ドイツ、日本、ブラジル、韓国、スペイン、フランスのストアで確認。
- pcAI Photo Retouchのアプリページ — 機能、想定ユーザー、Core MLに関する記述。
- サポートページ — 連絡先と対応環境の記述。
- プライバシーポリシー — データに関する記述。2026年2月20日施行。
