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AnyLLMレビュー:自分のAPIキーで使うAndroid向けAIチャットクライアント

·7分で読めます·Hans Kuepper 著 · PromptQuorum創設者 · オープンウェイト/オープンソースAIの発見エンジン

AnyLLMは、Dotwel Labsが提供するクローズドソースのフリーミアムAndroidチャットクライアントで、自分のAPIキーでAIプロバイダー(OpenAI、Anthropic、Google、Groqなど)に接続し、ローカルモデル用のOllamaサーバーにも接続できます。 アプリ自体はモデルを実行しません。Google Playの掲載情報ではAndroid 7.0以降が必要です。このレビューはバージョン1.5.1を対象とし、実機での検証ではなく、公開されている掲載情報、開発元のサイト、プライバシーポリシーに基づいています。

AnyLLMは、OpenAI、Anthropic、Google、Groqなどのプロバイダーを自分のAPIキーで使うAndroid向けチャットアプリで、ローカルモデル用にOllamaサーバーも接続できます。このレビューでは、Google Playの掲載情報、開発元のサイト、プライバシーポリシーで確認できる内容、不明な点、他のモバイル向けチャットクライアントとの違いをまとめます。

AnyLLMレビュー:自分のAPIキーで使うAndroid向けAIチャットクライアント

重要なポイント

  • 開発元:Dotwel Labs。独立系スタジオで、公式サイトではAnyLLMを主力アプリとして紹介しています。
  • 対象:すでにAPIキーを持ち、複数のプロバイダーを1つのAndroidアプリで使いたい人。
  • 特徴:AI同士のディベート、MCPサーバー、SKILL.mdエージェントスキル、Web検索。
  • 制約:クローズドソースで、端末上の推論はなく、アプリ内課金で何が使えるようになるかは掲載情報に記載がありません。
  • 成熟度:Google Playのダウンロード数は1,000以上で、登場して間もなく、第三者による紹介も少ないアプリです。

📍 一文で説明

AnyLLMはDotwel LabsのAndroidチャットクライアントで、ダウンロードは無料。OpenAI、Anthropic、Google、Groqなどを自分のAPIキーで使い、Ollama、MCPツール、Web検索にも任意で対応します。

💬 簡潔に説明

複数のAIサービスを1つのチャットアプリにまとめたものと考えてください。自分のキーを入力してモデルを選び、料金は各プロバイダーに直接支払います。AIモデルをスマートフォン上で動かすわけではなく、「ローカル」とは自分で運用するOllamaサーバーへの任意の接続のことです。

AnyLLMを入手する

AnyLLMはGoogle Playで配布されています。 ダウンロードは無料で、アプリ内課金があります。

このレビューはPromptQuorumのLocal LLM Software Directoryの補足記事で、同ディレクトリではAnyLLMを他のモバイル向けチャットクライアントと並べて掲載しています。

入手経路
入手方法
Google PlayGoogle PlayのAnyLLM: AI Chat Client
公式サイトdotwellabs.web.app
プライバシーポリシーAnyLLMのプライバシーポリシー

公開されているソースコードのリポジトリは見つかっておらず、iPhone版やデスクトップ版もありません。掲載情報の対象はAndroidのみです。公式サイトは開発元のスタジオ紹介ページで、AnyLLM専用のサイトではありません。

AnyLLMの概要

項目
AnyLLM
プラットフォームAndroid 7.0以降
バージョン1.5.1
アプリの最終更新日2026年9月5日
価格無料、アプリ内課金あり
ライセンスクローズドソース
モデルを自分で実行モデルエンジンの記載はなく、プロバイダーとOllamaに接続します
画像入力あり(プライバシーポリシーによると画像を添付できます)
音声入力・出力掲載情報に記載なし
MCPツールサーバーあり(SSEとStreamable HTTP)

項目はLocal LLM Software Directoryのモバイル向けチャット比較に準じています。「記載なし」は、Google Playの掲載情報と開発元のサイトに記載がないという意味で、機能がないという意味ではありません。

AnyLLMとは

AnyLLMはAndroid向けのチャットクライアントで、モデルを動かすアプリではありません。 Google Playの掲載情報では「one unified workspace to talk to GPT-4o, Claude, Gemini, Llama, Groq, and more」と紹介され、自分のAPIキーを使う方式(BYOK)で、キーを入力してプロバイダーに直接料金を支払う仕組みだと説明されています。

公開名はDotwel Labsで、開発元のサイトでは独立系のプロダクトスタジオとされています。無関係のオープンソースアプリであるAnythingLLMとは別物です。

このレビューはGoogle Playの掲載情報、開発元のサイト、プライバシーポリシーのみに基づいています。実機での検証は行っていないため、速度、安定性、回答の質は評価していません。「the most polished AI chat UI on Android」のような宣伝文句は開発元自身のもので、検証結果としては繰り返しません。

始め方

セットアップは、Google Playからのインストールと、プロバイダーのキーを1つ以上追加する作業です。 初回起動の流れは掲載情報に記載がないため、以下の手順は掲載情報とプライバシーポリシーの記載に沿っています。

  1. 1
    端末を確認する
    Why it matters: 掲載情報ではAndroid 7.0以降が必要です。モデルはプロバイダーやサーバー側で動き、スマートフォン上では動かないため、RAMやチップの要件は記載されていません。
  2. 2
    キーを用意する
    Why it matters: AnyLLMはBYOKなので、使いたいプロバイダーごとにAPIキーを作成します。プライバシーポリシーによると、キーは端末内の安全なストレージに保管されます。
  3. 3
    インストールしてプロバイダーを追加する
    Why it matters: [Google Play](https://play.google.com/store/apps/details?id=com.dotwellabs.anyllm)からアプリをインストールし、キーまたはOpenAI互換のカスタムエンドポイントを入力して、モデルを選びます。
  4. 4
    必要に応じてOllama、MCPサーバー、検索を追加する
    Why it matters: ローカルモデルを使うならOllamaサーバーを指定し、MCPサーバーを追加し、Web検索にはDuckDuckGo、Brave Search、SerpAPIのいずれかを有効にします。

機能

AnyLLMの特徴は、チャットの周辺にそろったツール群です。 以下はすべてGoogle Playの掲載情報とプライバシーポリシーに基づきます。

  • AI同士のディベート。 2つのモデルがリアルタイムでテーマについて議論します。掲載情報は他のAIチャットアプリにはない機能としていますが、このレビューでは確認していません。
  • MCPツール。 SSEとStreamable HTTPでModel Context Protocolサーバーに接続し、ツール呼び出しに対応したエージェントループを備えます。
  • エージェントスキル。 SKILL.mdファイルを読み込むと、コーディングアシスタントや執筆パートナーなど、特定分野の知識をチャットに持たせられます。
  • Web検索。 DuckDuckGo、Brave Search、SerpAPIでリアルタイムに検索します。
  • 推論モード。 ClaudeやOpenAIのo1などのモデルでは、思考モードを切り替えると最終回答の前に段階的な推論が表示されます。
  • チャット画面。 Markdown、LaTeX数式、コードのハイライト、ストリーミング出力に対応し、「Code Expert」や「Socratic Teacher」などのシステムプロンプトのプリセットがあります。
  • モデルごとの設定。 temperature、最大トークン数、コンテキストウィンドウのサイズをモデルごとに調整できます。
  • メモリ。 プライバシーポリシーによると、アプリはチャットから要点(「memory facts」)を抽出して端末内に保存します。

プロバイダー、Ollama、データの流れ

AnyLLMの大部分はクラウドAPI向けのクライアントです。 掲載情報ではOpenAI、Anthropic、Google、Groq、Mistral、DeepSeek、Together AIが挙げられ、プライバシーポリシーにはOpenRouterも記載されています。MetaのLlama 3はGroq経由で提供され、アプリ内では実行されません。カスタムエンドポイントとOpenAI互換APIも掲載されており、掲載情報によると料金は各プロバイダーの料金で支払い、AnyLLMのサブスクリプションはありません。

ローカルで使う手段はOllamaです。 掲載情報は「offline/local AI models」向けのOllama連携を説明し、プライバシーポリシーはOllamaのデータがローカルネットワーク内にとどまるか、Ollamaクラウドの設定に従うとしています。Ollamaサーバーをどこで動かすかは掲載情報にありません。Ollamaはサーバープログラムなので、自分で管理するパソコンで動かし、スマートフォンから接続する形が一般的と考えられます。

データの送信先。 各メッセージと、添付した画像や文書は、選択したプロバイダーに直接送信され、そのプロバイダーとの契約に従って扱われます。Ollamaを使う場合は、設定したサーバーに送信されます。

料金とプライバシー

AnyLLMはダウンロード無料でアプリ内課金があり、日本のGoogle Playの掲載情報では1アイテムあたり¥170〜¥2,180と表示されます。 課金で何が使えるようになるかは、掲載情報にも開発元のサイトにも記載がないため、機能を当てにする前にアプリ内ストアを確認してください。APIの利用料は各プロバイダーが請求するので、別に予算を見込んでください。

プライバシーポリシー(最終更新日:2026年4月12日)によると、チャット履歴、memory facts、APIキー、モデル設定は端末内のローカルデータベースまたは安全な保管領域に保存され、開発元のサーバーにはアップロードされません。クラウド同期もないと記載されています。

ポリシーにはGoogle Analytics for Firebaseの利用が明記されています。収集対象はアプリの起動、閲覧した画面、機能の利用状況、端末モデル、OSバージョン、国・市区町村レベルの位置情報で、チャットの内容やキーは含まれません。オプトアウトはシステム設定または開発元への連絡で可能です。

アプリはクローズドソースで、このレビューではネットワーク通信を調べていないため、これらは開発元自身の説明です。

トレードオフ:メリットと制約

1つのアプリで複数のプロバイダー

実際の利用での意味:
OpenAI、Anthropic、Google、Groqのモデルを1つのチャット画面で切り替えられます。
制約・注意点:
プロバイダーごとにAPIキーが必要で、料金も別々に請求されます。

Ollama連携

実際の利用での意味:
ローカルまたは自前ホストのモデルをスマートフォンから使えます。
制約・注意点:
自分で運用するOllamaサーバーが必要で、設定方法は掲載情報にありません。

MCPツールとスキル

実際の利用での意味:
ツール呼び出し、SKILL.mdスキル、Web検索をモバイルのチャットで使えます。
制約・注意点:
結果はモデルと追加するサーバー次第で、ここでは検証していません。

AI同士のディベート

実際の利用での意味:
1つのテーマについて2つのモデルの考え方を比べられます。
制約・注意点:
1回のディベートで2つのモデルを呼び出すため、APIの利用量が増えます。

チャットのローカル保存

実際の利用での意味:
履歴とキーが端末内にとどまります。
制約・注意点:
クローズドソースで解析も有効です。これらは開発元自身の説明です。

AnyLLM 対 代替アプリ

AnyLLM

プラットフォーム:
Android
価格とライセンス:
フリーミアム、クローズドソース
モデルの実行場所:
プロバイダーAPIとOllama
主な違い:
複数プロバイダーのBYOKで、MCP、スキル、AI同士のディベートに対応

RikkaHub

プラットフォーム:
Android
価格とライセンス:
無料、MIT
モデルの実行場所:
自分で設定したプロバイダー
主な違い:
オープンソースで、プロバイダーを切り替える考え方は同じ
RikkaHubに関する記事(2件)

その他の言及:

Solair AI

プラットフォーム:
iOS
価格とライセンス:
無料、クローズドソース
モデルの実行場所:
端末上、任意で自分のキーによるクラウド代替
主な違い:
iPhone専用でローカル優先
Solair AIに関する記事(2件)

その他の言及:

PocketPal AI

プラットフォーム:
iOS、Android
価格とライセンス:
無料、MIT
モデルの実行場所:
スマートフォン上
主な違い:
端末上でモデルを実行し、キーは不要
PocketPal AIに関する記事(10件)

さらに24件(非表示)

Private Mind

プラットフォーム:
iOS、Android
価格とライセンス:
無料、MIT
モデルの実行場所:
スマートフォン上
主な違い:
端末上の文書Q&Aに対応したオフラインチャット
Private Mindに関する記事(2件)

その他の言及:

他社アプリのプラットフォーム、価格、機能は頻繁に変わります。決める前に各アプリの掲載ページで最新情報を確認してください。

ディレクトリで比較する

AnyLLMを使うべき人

  • すでにAPIの利用料を払っているAndroidユーザー。 1つのアプリでOpenAI、Anthropic、Google、Groqのキーをまとめて扱えます。
  • スマートフォンでツールを試したい人。 MCPサーバー、SKILL.mdスキル、Web検索で、チャットをエージェントループにできます。
  • Ollamaサーバーを自前で運用している人。 スマートフォンのアプリから接続できます。

AnyLLMを使うべきでない人

  • スマートフォン上でモデルを動かしたい人。 AnyLLMは動かしません。PocketPal AIやPrivate Mindなら動かせます。
  • オープンソースが必須の人。 リポジトリは見つかっていません。RikkaHubはMITライセンスです。
  • iPhoneユーザー。 対応はAndroidのみです。iOSならSolair AIがあります。
  • APIキーを持っていない人。 クラウドのモデルはすべて、キーとプロバイダーのアカウントが必要です。

よくある質問

AnyLLMを作っているのは誰ですか?

独立系スタジオのDotwel Labsで、AnyLLMを主力アプリとして紹介しています。ほかに見つかった公開資料は、Google Playの掲載情報とプライバシーポリシーだけです。

AnyLLMはスマートフォン上でモデルを実行できますか?

モデルエンジンの記載はありません。クライアントなので、モデルはプロバイダーかOllamaサーバーで動きます。端末上で推論するならPocketPal AIをご覧ください。

AnyLLMはiPhoneやパソコンで使えますか?

使えません。掲載情報の対象はAndroidのみです。

Web検索はどの検索エンジンを使いますか?

掲載情報によると、DuckDuckGo、Brave Search、SerpAPIのいずれかです。プライバシーポリシーはBrave Searchを第三者サービスとして挙げています。

自分のエンドポイントを使えますか?

使えます。掲載情報と開発元のサイトには、カスタムエンドポイントとOpenAI互換APIに対応するとあるため、自前ホストのゲートウェイも使える可能性があります。特定のサーバーとの互換性は検証していません。

総評

AnyLLMは、すでにAPIキーを持っていて、OpenAI、Anthropic、Google、Groqのモデル、MCPツール、Web検索を1つのアプリで使いたいAndroidユーザーには、妥当な選択肢です。

注意点は新しさと透明性です。登場して間もない小規模なアプリで、クローズドソースであり、有料アイテムもOllamaの設定方法も掲載情報に書かれていません。スマートフォン上ではモデルを実行しません。

端末上でモデルを動かしたいなら、まずPocketPal AIをご覧ください。オープンソースで複数プロバイダー対応のAndroidクライアントなら、先にRikkaHubを見て、課金する前にAnyLLMの無料版を試してください。

出典

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MCP